学生で日々の生活費や交際費の足しに何か簡単なお小遣い稼ぎをしたいと思っている人もいるでしょう。
学生がFX取引を行うと、お小遣い稼ぎができる以外にもさまざまなメリットがあります。
この記事では、学生がFX取引を行うメリットだけではなく、知っておいてほしい注意点などについても解説します。
学生でFXに興味がある人、はじめてみたいと思っている人はぜひ最後までご覧ください。
FXは何歳から取引ができる?
FX取引に必要な口座の開設に年齢制限が設けられている場合があり、年齢制限に関してはFX会社によって多少異なりますが、「満18歳以上」を条件としている場合が多いです。
ただ、満18歳以上であっても高校に在籍している場合はFX取引に必要な口座が開設できないケースがあります。
口座開設の条件が「満18歳以上」なのか「満18歳以上(高校生を除く)」なのかはFX会社によって異なります。
FX会社を決める際には、自分の年齢や条件で口座は開設できるのか必ずチェックしておきましょう。
学生がFXでお小遣い稼ぎをするメリット
学生がFXでお小遣い稼ぎをするメリットは、稼げる点以外にもあります。
ここでは、学生がFX取引を行うメリットについて紹介します。
世界情勢や金融知識が身に付く
FXでしっかりと安定して利益を得るためには、常に動く世界情勢に注目して金融知識を身に付ける必要があります。
世界情勢の把握や身に付けた金融知識はFXで稼ぐ以外にも、今後FX以外の投資に挑戦するときさまざまな面で役立ちます。
また、FXで得た利益の使い方を考えることは資金管理能力を鍛えることにもつながるでしょう。
就職活動で有利になる可能性がある
FXに取り組むことで、就職活動で有利に働く可能性があります。
FXでうまく利益をだすためには、以下のような知識やスキルが必要です。
- 経済知識
- 金融知識
- 情報収集力
- 分析力
- 思考力
- 問題解決力
- 資金管理能力 など
このような知識やスキルは働く際に必要となる能力ばかりで、面接時のアピールポイントになるでしょう。
特に金融業界への就職を目指している場合、FXで得た知識やスキルは大いに活躍してくれます。
早い段階でFXなどの資産運用に興味を持ち、金融や経済の知識を身に付け情報を追っている点は、ほかの就活生との差別化も可能です。
勉強の時間もしっかりと確保できる
学生の本業は学業であり、生活費やお小遣いを稼ぐために時間を使って留年しては意味がありません。
アルバイトは時給が決まっており、働ける時間もお店の開店時間のみとある程度、時間の制約があります。
しかし、FX取引であれば平日は24時間取引が可能で、授業の隙間時間や通学時間などちょっとした時間でも取引を行えます。
また、小まめにFXの相場をチェックできる学生は利益を獲得するチャンスが多く、社会人よりも利益を出しやすいでしょう。
学生がFXでお小遣い稼ぎをする注意点
稼げるだけではなく就活時にも役立つFXですが、学生がFXでお小遣い稼ぎをする際にはいくつかの注意点があります。
思わぬトラブルに巻き込まれないように、ここで解説する注意点については必ず知っておきましょう。
あくまでもメインが学業であることを忘れない
FXは平日であれば24時間取引が可能であり、これはメリットにもデメリットにもなります。
24時間取引が可能であるからこそ、FXにハマってしまい学業がおろそかになってしまう可能性があります。
また、夜に活発な市場で取引を行っている場合、寝不足になり授業に身が入らないこともあるでしょう。
先程も触れましたが、学生のメインは学業です。
取引をする時間は休憩中や通学時、〇時〜〇時など取引時間についてルールを作り学業との両立を目指しましょう。
親の理解を得る
FXを行う際には、必ず親御さんの理解を得るようにしましょう。
FXは利益が出るだけではなくときには損失が生じたり、FX初心者を狙った詐欺があったりします。
そういった点から、「FXは危険」と思っている人もいるでしょう。
親御さんに黙ってFXを行っていると、損失が大きくなったときやなんらかの詐欺にあったときなどに相談できず、一人で抱え込んでしまうことがあります。
1人で抱え込み、「どうしよう」と思っている間に状況が悪化してしまったり、取り返そうと高リスクな取引を行い、より損失を大きくしてしまったりするかもしれません。
親御さんには必ずFXを行うことを伝え、少額から少しづつ始める点や一定の損失がでたら辞めるなどお互いが納得できる解決策を相談してみましょう。
一定以上の利益をだすと扶養から外れてしまう
学生の多くは親の扶養に入っている状態でしょう。
しかし、FXで一定以上の利益を出してしまうと扶養から外れ、自分で健康保険や年金、税金類を納める必要が出てきます。
現在扶養に入っている学生に注意してほしい年間利益のラインは以下のとおりです。
年間利益 | |
20万円以上 | 扶養に入っていない場合に確定申告が必要になる |
48万円以上 | 扶養に入っている場合に確定申告が必要になる |
103万円以上 | 扶養から外されてしまう |
現在扶養に入っている場合、48万以上の年間利益がでれば確定申告が必要になりますが、このタイミングでは扶養から外れるわけではありません。
扶養から外れるタイミングとしては、年間利益が103万円を超えた場合です。
詐欺情報に惑わされないようにする
ネットや世間には、FX初心者を狙った詐欺情報があふれています。
アルバイトは働いた分だけ収入を得ることができ、損失が出ることはありません。
しかし、FXは資産運用の1つであるため、利益が出る反面、損失がでる可能性があります。
損失を出したくない、でてしまった損失を取り戻したいと思うとついつい「FXで絶対に儲ける方法!!」と聞くと飛びついてしまうかもしれません。
ただ、FXに絶対はありません。
FXのプロでも損失がでることはあるため、詐欺教材には手を出さないように、情報源の正確さなどをしっかりと確認してください。
FXでお小遣い稼ぎをする際のおすすめトレードスタイル
FXのトレードスタイルはさまざまですが、ここでは特にFXでお小遣い稼ぎをする際におすすめのトレードスタイルを3つ紹介します。
ぜひ参考にしてください。
スキャルピングトレード
スキャルピングトレードとは、短期トレードやスキャルパーとも呼ばれており、数秒や数分のごく短時間で取引を行います。
小さな利益をこつこつと積み重ねていくトレードスタイルで、1回あたりの利益は少ないですが損失も小さいです。
常に新しい情報を取り込み、急な変化に対応できる人におすすめです。
デイトレード
デイトレードとは1日のうちに取引を完結させ、翌日には持ち越しません。
朝・昼・夜など定期的に取引が可能な人に向いています。
より効率的に利益を得るためには東京市場やロンドン市場、ニューヨーク市場など特に活発になるタイミングで取引を行うのが理想です。
スイングトレード
スイングトレードは1日〜数週間取引を継続する方法です。
スキャルピングトレードやデイトレードよりも狙える利益が大きくなりますが、その分素質が大きくなる可能性もあります。
チャートの分析が重要となり、損失がでそうな世界情勢などに敏感になって取引を行います。
まとめ
FXは基本的に満18歳以上であればFX用口座開設が可能なため、FX取引ができます。
ただ、FX会社によっては「満18歳以上(高校生をのぞく)」となっている場合があるため、年齢制限についてはしっかりと確認しておきましょう。
学生でFXを行うメリットは、世界情勢や金融知識が身に付き、就職活動で有利に働く可能性があります。
一方で、FXにのめり込んでしまい学業がおろそかになったり、一定以上の利益をだすと扶養から外れてしまうことがあるため注意が必要です。