さまざまな副業がありますが、初心者の方には配当金や株主優待を受けられる『株式投資』がおすすめです。少額投資も可能なので、副業初心者や主婦でも安心して始められます。
この記事で今日は、主婦が株を始めるメリットや始め方についてご紹介します。
株の始め方がわからない人や、初心者でもできる副業を探している人は、ぜひご覧ください。
副業初心者の主婦におすすめの株式投資とは?
株式とは、企業が業務拡大などで資金調達をするために発行する有価証券のことです。
購入時より株価が上昇したタイミングで売却することで、差額分の利益を得られます。また銘柄によっては、配当金や株主優待を受けられる場合があります。
ただし株価が値下がりする可能性や、企業が倒産した場合は資金を失うリスクがあるため注意が必要です。
副業初心者の主婦が株を始める5つのメリット
副業初心者の主婦が株を始めるメリットを5つ紹介します。
- 株主優待が受けられる
- パートやバイトをしなくても稼げる
- 配当金を得られる場合がある
- 収益を再投資してコストを減らせる
- リスクに応じて高収入が期待できる
それぞれ詳しくみてみましょう。
株主優待が受けられる
株式投資をすると、株主優待が受けられるというメリットがあります。
株主優待は外国株にはなく、日本の上場企業を購入した場合のみ受けられるものです。
上場企業の株を購入すると、保有している株の数に応じてカタログギフトや割引券などの優待品をもらえます。
ただし株主優待を受けるには、株式を保有していなければならない「権利付き最終日」まで保有する必要があります。
優待を受けたい場合は「権利付き最終日」を確認し、その日まで株式を売らないようにしましょう。
パートやバイトをしなくても稼げる
株の取引は平日の下記の時間帯に行われるため、家事や育児の合間に取引できます。
午前立会 | 9:00-11:30 |
午後立会 | 12:30-15:00 |
株で利益を出せれば、パートやバイトをしなくても稼げます。スマホアプリから取引できるため、自宅で空いた時間に行うことが可能です。
株は平日の数時間で手軽に行えるため、忙しい主婦も取り組みやすいでしょう。
配当金を得られる場合がある
配当金とは企業が上げた利益を株主に還元する際に得られるもので、年に1〜2回ほど出されます。
また配当利回りの高い銘柄を選べば、配当金を多くもらうことが可能です。
「配当利回り」とは、購入した株価に対して年間の配当をどれだけもらえるかをパーセントで示した数値のことです。
配当利回りが高ければ、投資した金額に対して多くの配当金を得られます。ただし、どの銘柄でも必ず配当金が出るわけではありません。
なお配当金を得るには、株主優待と同様「権利付き最終日」まで株を保有している必要があります。
収益を再投資してコストを減らせる
株式投資は、取引で得た収益で再投資できるため、コストを減らすことが可能です。
収益を活用せず新たに株を購入する場合は、購入のための資金を用意する必要があります。
しかし運用で得た収益を再投資することで、投資元本を増やせる「複利効果」も期待できます。
複利効果は期間が長い場合に効果的で、取引期間が短い場合はあまり効果が期待できません。株を長期間保有する予定の方は、収益を再投資に利用するのがおすすめです。
リスクに応じて高収入が期待できる
株はリスクが大きい分、多くの収益が期待できます。
株価が短期間で倍以上になることもありますが、資産が急激に減ってしまう可能性もあります。
短期間で高収入が期待できますが、その分リスクも大きいので注意が必要です。
リスクが不安な方は、最初は少額から始めると良いでしょう。
副業初心者の主婦向け!株の始め方3ステップ
ここでは、株の始め方3ステップを紹介します。
- 証券口座を開設する
- 口座に入金する
- 株を選んで取引する
株を始める際に参考にしてみてください。
1.証券口座を開設する
株を始める際には、資金や購入した株などの保管場所となる証券口座の開設が必要です。
証券会社は次の2種類に分けられ、どちらでも証券口座を開設できます。
総合証券 | 対面で個別サポートを受けられる |
ネット証券 | インターネット上で取引が完結する |
手数料を抑えたい方はネット証券、サポートを受けたい方は総合証券を選びましょう。
2.口座に入金する
証券口座を開設できたら、口座に資金を入金しましょう。
オンラインで入金できる証券会社も多いため、すぐに入金できます。
口座にお金が入っていないと、欲しいときに株を買えず購入するタイミングを逃してしまいます。
すぐに株を購入する予定がなかったり、買う銘柄を迷っていたりする場合でも、先に入金だけしておくのがおすすめです。
3.株を選んで取引する
口座に入金できたら、株の銘柄を選んで購入します。購入する際には、予算や損切りの基準を決めておくのがおすすめです。
「損切り」とは、購入時より価格が下がり損失が生じている株を売却することです。購入後は株価を確認し、株価が上昇したときに売れば差額分が利益になります。
株価は日々変わるため、最初はすぐには売らず、長期投資をすると良いでしょう。
副業初心者の主婦が株を始める3つの注意点
副業初心者の主婦が株を始める際の注意点を3つ紹介します。
- 確定申告が必要な場合がある
- 初期費用が高額になる場合がある
- 損をする可能性がある
それぞれ詳しくみてみましょう。
確定申告が必要な場合がある
「配当金」や、株を売却することで得られる「譲渡益」が20万円以上ある場合は確定申告が必要です。
株式投資は、利益に対して約20%の税金が課せられます。
ただし口座開設の際に「源泉徴収あり特定口座」を選べば、確定申告をする必要がなくなります。
この口座を選ぶと、証券会社が税金の計算をして利益から税金分を引いてくれるため、確定申告は不要です。
自分で確定申告をするのが不安な方は、口座開設の際に「源泉徴収あり特定口座」を選びましょう。
高額な初期費用が必要な場合がある
株式投資を始める際には、初期費用が高額になる場合があります。
一般的に日本株の売買単位は100株で1単元となっており、初期費用は10万円以上になることが多いです。
100株以下でも取引は可能ですが、1単元以下だと配当金や株主優待を受け取れません。
そのため売却時だけでなく、配当金から利益を得たい場合は、100株以上購入する必要があります。
1単元以上購入したい方は初期費用が高額になるため、まとまった資金を準備しましょう。
損をする可能性がある
株式投資は大きな利益が期待できますが、損をする可能性もあります。
購入時は値上がりが期待されていた銘柄でも、株価が購入時より下回る可能性があるからです。
購入時より価格が下がった株を売却すると、結果的に損をしてしまいます。そのため株は、生活資金や貯蓄とは別の余剰資金で購入することが重要です。
株は大きく稼げる可能性がありますが、損をする可能性もあるので注意しましょう。
まとめ
主婦が株を始めると株主優待や配当金を得られ、パートやバイトをしなくても稼げるというメリットがあります。
株は証券口座を開設し、口座に入金が完了すれば取引を開始できます。
しかし、収入によっては確定申告が必要になり、初期費用が高額になる可能性があります。
また、株は大きく稼げる可能性はありますが、損をするリスクがあるため注意しましょう。