副業初心者の方には、日々本業や家庭で忙しく過ごす中で、効率的にスマホで稼ぎたいと思っている人もいるでしょう。
そんな人におすすめなのが2つの通貨を売買することで利益を得るFX(外国為替証拠金取引)です。
この記事では、副業初心者に向けてFXがおすすめの理由や始める際の注意点などを解説します。
副業初心者にFXがおすすめな理由
そもそもFXとは、外国為替証拠金取引のことです。日本円や米ドル、ユーロなど2つの通貨をペアとして、売買を行う取引でその差額によって利益を得ます。
そんなFXを副業初心者におすすめする理由はおもに以下の5つです。
FXは正確には副業ではなく資産運用にあたる
ここでは副業初心者に向けてFXをおすすめしていますが、正しくいうとFXは副業ではなく株式投資などと同じ資産運用に当たります。
副業とは、本業以外で働いて収入を得ることを指し、働かないFXは副業ではないといえます。
正確には副業とはいえないからこそ、副業を禁止している企業でもFXで収入を得ることは可能です。
副業が法律で禁止されている公務員がFXで収入を得ても、資産運用の1つとなるため問題ない場合が多いです。
ただし、企業によっては厳密なルールが設けられているケースも考えられるため、必ず会社で上司や関係部署に確認するようにしましょう。
仕事がない朝や夜でも取引が可能
FXの取引は、各国の市場取引時間がそれぞれ異なるため、24時間いつでも取引が可能です。
そのため日中は仕事をしている会社員でも仕事がない朝や夜に取引を行えます。ただし、市場取引は平日に行われている点には注意が必要でしょう。
FXの市場が最も活発化するのはNY市場とロンドン市場が重なる時間帯であり、日本時間では21:00〜25:00です。
多くの人は既に自宅に帰っており、FX取引に参加できるでしょう。こういった点からもFXは副業におすすめです。
多くの資金がなくても始められる
資産運用と聞けば多くの資金が必要になるのでは?と不安になるかもしれませんが、FXは小額から始められます。
FXの最小取引単位は取引する通貨ペアなどによって異なります。多くの人が取引を行う日本円と米ドル・ユーロの最小取引単位は以下のとおりです。
- 米ドル/円:6,500円
- ユーロ/円:6,900円
※2024年7月1日現在(個人)
最小取引単位は変動しますが、数千円で始められるものも多く資金の用意が難しい人でも安心して始められるでしょう。
収入源が増える
FXで収入を得ることができれば、本業の給与以外にも収入源を増やすことができます。
最近は「収入の柱を増やす」ことの大切さが注目されており、副業を始める人の目的の1つでもあるでしょう。
多くの時間や労働力を確保する必要のないFXは、本業が忙しい人でも収入源を増やすために相性のよい手段となっています。
副業初心者がFXを始める際の注意点
ここまで、副業初心者にFXがおすすめな理由を解説していましたが、FXを副業とする際には知っておいた方がよい注意点もあります。
ここでは知っておいてほしい注意点を4つ紹介します。
業種によってはFXを禁止している場合がある
先程、FXは正確には副業ではないため、公務員でも取り組むことができると解説しましたが、業種によってはFXを禁止している場合があります。
FXが禁止されている業種はおもに以下のような金融系です。
- 証券会社
- 銀行
- 生命保険会社
- 損害保険会社 など
このような金融系企業はFXへの流用など不正を防ぐために、FX取引が禁止されています。
また、正確にはFXは副業には当たりませんが、企業によっては副業とみなされる場合もあります。
FXを始める前には必ず業務規約などを確認し、禁止となっていないか確認しておきましょう。
仮に、禁止となっていたにもかかわらずFX取引をしていると知られてしまうと、最悪の場合懲戒解雇にされることもあるため十分注意しましょう。
損失が出る可能性がある
FXは投資にあたるため、利益が出る可能性もありますが損失が出る可能性もあります。
特に大きなレバレッジ(自己資金の収益を高める効果)で取引をすると、利益が大きくなる可能性もある一方で、損失も大きくなる可能性が否定できません。
収入を増やしたいのに損失を出してしまっては意味がないため、FXはあくまでも投資で損失が出る可能性があることを念頭に置きつつ、初心者は低レバレッジから始めて損切水準などを決めながら進めて行きましょう。
本業に集中できなくなる場合がある
FXを始めると、おもに2つの理由から本業に集中できなくなる場合があります。
1つ目はFXの動向を示すチャートが気になってしまう場合です。
チャートが気になり、本業がおろそかになってしまっては意味がありません。例えば、チャートを見る時間は朝と夜だけ、通知機能を利用して一定の動きがあった場合しかチャートを見ないなどルールを決めるようにしましょう。
2つ目は、睡眠時間減少による寝不足です。
FX取引が最も活発化するのは日本時間で21:00〜25:00頃であり、平日は24時間取引が可能なためついつい取引に熱中することもあるでしょう。
しかし、それでは睡眠不足になり日中の本職に悪影響が出てしまうかもしれません。こちらも何時間は睡眠時間を確保するなど一定のル―ルを作ることをおすすめします。
年間利益が20万円を超えたら確定申告が必要
給与を貰っている会社員は、FXを含む本業以外で年間利益が20万円を超えた場合は確定申告が必要になります。
確定申告でFXは雑所得に分類され、税率は必要経費を差し引いた金額に対して一律20.315%です。
本業以外の収入が年間利益20万円以下であれば確定申告は不要ですが、自己管理を確実に行う必要があります。
しっかりと収支を付けて20万円を超えていないか必ず確認しましょう。
確定申告が必要な場合に忘れてしまうと、無申告課税や重加算税などのペナルティが課される可能性があります。
副業でFXをうまく行う方法
それでは最後に、副業でFXをうまく行う方法を3つ紹介します。
FXは損失が出る可能性があるなど注意点がありますが、会社員でも小額から取り組みやすい副業です。こちらを参考にうまくFX副業を進めてみましょう。
自分に合うFX業者を選ぶ
FX取引を行う業者を選ぶ際には以下の点を考慮して、自分に合うFX業者を選びましょう。
- 最小取引単位
- 取引ツール
- 入門コンテンツや情報コンテンツなどの豊富さ
- チャートなど情報の見やすさ など
最近は海外FX業者で取引ができる場合もありますが、日本の金融ライセンスを取得していいない業者も多いです。必ず日本の金融ライセンスを取得してる日本FX業者を選ぶようにしましょう。
米ドルなどメジャーな通貨で行う
FXではさまざまな通貨ペアでの取引が可能ですが、初心者が複数の通貨ペアに手をだすと管理が難しくなってしまう場合があります。
まずは米ドルと円など日本人になじみ深いメジャーな通貨ペアから始めましょう。
メジャーな通貨ペアであれば、情報も多く値動きも比較的安定しているため、副業としてFXをする人にはピッタリです。
トレード時間を固定する
FXは平日であれば24時間取引が可能ですが、ずっと取引をしてると本業に支障が出る可能性があります。
朝の〇時〜〇時、夜の〇時〜〇時といったように本業に支障がない範囲でトレード時間を固定しましょう。
トレードを行う時間によってFXの動き方に癖がある場合もあり、時間を固定することでその癖を掴みやすくなります。
その結果、効率的に利益を出せるかもしれません。
まとめ
副業初心者が効率的にスマホで稼ぐにはFXがおすすめです。その理由は副業禁止でもできる可能性が高い点や朝・夜でも取引が可能な点などがあります。
ただ、注意点もあり、投資であるため損失が出たりやり方によっては本業に支障が出たりするかもしれません。
副業で本業がおろそかになっては意味がないため、トレード時間を決めるなど一定のルールを決めたうえで、うまくFXを副業として1つの収入源として育てていきましょう。
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