「副業で簡単に稼ぎたい、でも株式投資は難しそう…」そんな不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。
実は、株式投資はイメージよりも難しくありません。適切な知識と準備さえあれば、初心者でも始められる資産運用方法です。
この記事では、株式投資の基礎知識から具体的な始め方までわかりやすく解説します。ぜひ最後までチェックして、副業としての株式投資をスタートさせる参考にしてください。
株式投資は副業にはあたらない?
株式投資は、一般的に副業とはみなされません。
株式の売買による利益は労働の対価ではなく、資産運用の結果だからです。そのため、多くの会社では就業規則で禁止されていない限り、株式投資を行うことができます。
会社のルールは必ず事前にチェックしよう
株式投資は一般的には副業にあたらないものの、会社によっては独自のルールを設けている場合もあります。
株式投資を始める前に、必ず自社の就業規則や社内規定を確認しましょう。特に、「株式投資に関する明確な禁止事項がないか」「副業や兼業に関する規定はあるか」といった点は必ずチェックしておきたいポイントです。
事前に確認することで、万が一のトラブルを避けて安心して株式投資ができます。
会社にバレずに株式投資をする方法は?
会社の規則で株式投資が認められている場合でも、上司や同僚に知られたくないという方もいるかもしれません。そのような場合は、以下の点に気をつけましょう。
- 会社のPCや通信手段を使用しない
- 取引は休日や勤務時間外に行う
- SNSなどで投資活動を公開しない
- 特定口座を「源泉徴収あり」にする
- 確定申告の際は普通徴収を選択する
特に、確定申告の際の普通徴収の選択は重要です。特別徴収を選ぶと会社を通じて住民税が徴収されるため、株式投資による収入が会社に知られる可能性があります。
自分で納付する普通徴収を選ぶことで、会社に知られるリスクを減らせます。
初心者が株式投資を始めるメリット
ここでは、初心者が株式投資を始めるメリットについて見ていきましょう。
空いた時間に資産運用できる
株式投資の大きな魅力は、時間や場所を選ばずに取り組める点です。忙しい人でも、スマートフォンやパソコンがあれば通勤時間や休憩時間など、スキマ時間を利用して投資ができます。
また、長期投資であれば日々の値動きを気にする必要がないため、本業に支障をきたすこともありません。空いた時間を有効活用して、将来のための資産形成ができます。
大きな利益を得られる可能性もある
近年は超低金利の時代で、預金だけでは資産を増やすことはできません。むしろインフレによって実質的なお金の価値が目減りする可能性があるため、銀行預金だけでは危険だといわれています。
株式投資は、大きな利益を得られる可能性があることが魅力です。企業の成長に伴って株価が上昇すれば、投資額以上の利益を得られる可能性があります。
また、配当金や株主優待など、株式を保有するだけで得られる特典もあります。長期的な視点で投資を続けることで、資産を大きく増やせる可能性があるでしょう。
ただし、高いリターンには高いリスクが伴うことを忘れないことが重要です。
初心者が株式投資を始めるデメリット
株式投資には魅力的なメリットがある一方で、初心者が注意すべきデメリットもあります。
長期間継続する必要がある
株式投資は、「今すぐに使えるお金が欲しい!」といった場合には向いていない方法です。
株式投資は長期運用による複利効果(利益が利益を生み出す効果)で利益を得やすい方法であり、短期間で大きく稼ぐことは難しいためこの点を理解したうえで開始する必要があるでしょう。
短期的な値動きに一喜一憂せず、どっしりと構えて長期間保有することが重要です。
元本割れリスクがある
株式投資は預金とは異なり元本保証がなく、元本割れリスクがあります。
株価は常に変動しており、大きな利益を得られる可能性もあるものの、反対に購入時よりも価格が下がる可能性もあります。
最悪の場合、投資した資金を全て失ってしまう可能性もゼロではないため、リスク管理が重要です。投資は自己責任で行うものであり、このリスクを十分に理解したうえで始める必要があります。
初心者の場合、プロが運用を行う投資信託がおすすめです。複数の投資対象に分散投資を行う投資信託であればリスクを抑えられる傾向にあります。
知識がないと損をする可能性が高くなる
株式投資では、投資に関する知識と情報収集能力が重要です。企業分析や経済動向の理解など、専門的な知識が必要となります。
知識不足のまま投資を始めると、適切な判断ができず、損失を被る可能性が高くなります。そのため、投資を始める前にまずは基礎知識を身につけることが大切です。
投資に関する本はたくさんあるため、何冊か読んでみるといいでしょう。セミナーを受講して専門家の話を聞くのもおすすめです。
初心者が株式投資を始める前の準備
株式投資を始める前に、必要な準備をしっかり行うことが成功への近道です。ここでは、初心者が株式投資を始める前の準備について紹介します。
1:投資に関する基礎知識を身につける
投資に関する基礎知識がゼロでは、取引を始めることはできません。まずは以下のような方法で基礎知識を身につけることから始めましょう。
- 投資関連の書籍を読む
- セミナーや動画講座を受講する
- 経済ニュースを日常的にチェックする
特に、株式の仕組み、企業分析の方法、リスク管理の重要性などは、しっかりと理解しておく必要があります。
2:証券口座の開設
株式投資を始めるには、証券会社で口座を開設する必要があります。以下のポイントを考慮して、自分に合った証券会社を選びましょう。
- 売買手数料
- 口座管理費
- 取扱商品の豊富さ
- 使いやすさ(ユーザーインターフェース)
多くの証券会社では、オンラインで簡単に口座開設ができます。必要書類を準備し、手順に従って申し込みを行いましょう。
3:投資資金の準備
投資は、「余剰資金」で行うのが基本です。
余剰資金とは、手持ちの資産から生活費や生活防衛資金(非常時の備え)を引いたときに残る資金のことです。当面使用する予定のない余剰資金を使用することで、生活に支障をきたすことなく投資ができます。
間違っても借金をして投資をするようなことのないようにしましょう。また、初心者のうちは少額から始めることも大切です。月々の積立投資から始めてみるといいでしょう。
株式投資を始めるときの手順
株式投資を始めるための基本的な手順は以下の通りです。
- 投資目標を設定する
- 株(銘柄)を選ぶ
- 株式を購入する
- 定期的に購入した株をチェックする
- 配当金などを受け取る
- 株式を売却する
株式投資を始めたばかりの初心者のうちは一つひとつのステップで迷ってしまうこともあると思いますが、焦らず着実に取引を重ね、自分なりの投資スタイルを確立していきましょう。
2024年から新しくなったNISA(少額投資非課税制度)を活用するのもおすすめです。
まとめ
株式投資は、初心者でも始められる魅力的な資産運用方法です。しかし、リスクも伴うため、十分な準備と知識を身につけたうえで開始しましょう。
投資初心者であれば、利益や配当が非課税になる新NISAは活用したいところです。取り組んでいる人も多く、ノウハウや知識などを発信している人も多いため、株式投資の知識を学びながら取り組めるでしょう。
株式投資は、正しい知識と適切な戦略があれば、副収入を得るための有効な手段になります。ぜひこの記事で紹介した内容を参考に、自分のペースで株式投資を始めてみてください。