「本業以外で収入がほしいけど、副業やバイト禁止でもFXはできるの?」「FXにはどんなメリット・デメリットがあるか気になる」とお悩みの方は多いです。
結論からいえば、FXは副業とはあたらないとされており、副業やバイトが禁止されている会社でもFXで高収入を目指せる可能性があります。
この記事では、なぜFXは副業にはあたらないのか、FXのメリット・デメリット、注意点について解説します。
FXにはメリットばかりではなくデメリットもあるため、しっかり正しい知識を身につけたうえで取引を始めましょう。
FXは副業にはあたらない
FX(外国為替証拠金取引)は、多くの人が副業として捉えがちですが、実際には副業にはあたらないとされています。
例えば、平日は会社でビジネスパーソンとして仕事をしており、仕事終わりや週末にアルバイトをしているという場合、アルバイトは「副業」とみなされます。
しかし、FXは副業ではなく投資による資産運用の一種であり、労働を提供して対価を得る副業とは性質が異なります。
このため、副業が制限されている公務員でもFXへの参加が可能と考えられています。公務員の副業規制は各公務員法で定められていますが、禁止されているのは主に以下の2点です。
- 営利を目的とした事業の経営
- 本業以外の有給の仕事
FXはこれらの制限に該当しないため、公務員であってもFX取引を行うことができると解釈されています。
ただし、組織によっては独自の規則を設けている場合もあるため、FXを開始する前に職場の規定を確認することが大切です。
副収入としてFXで高収入を目指すメリット
FXを副収入源として活用することには、以下のような魅力的なメリットがあります。
- 多額の資金を用意する必要がなく少額から始められる
- 政治や経済の知識を身につけながら稼げる
- 24時間取引可能で忙しい人でも始めやすい
- 自動売買を活用できる
- 会社が副業やバイトが禁止でもできる可能性がある
以下では、FXで副収入を得ることの具体的なメリットについて詳しく見ていきましょう。
多額の資金を用意する必要がなく少額から始められる
FXにはレバレッジ(自己資金の25倍まで取引が可能)と呼ばれる仕組みがあるため、初期費用が少なく済むことが魅力の一つです。
多くのFX業者では数千円程度の資金があれば取引を開始できるようになっており、始めたいと思ったときにすぐに始められます。
ただし、レバレッジは諸刃の剣であり、リスクも同時に高まることを忘れないようにしましょう。
政治や経済の知識を身につけながら稼げる
FX取引を行うことで、世界の政治経済情勢に関する知識が自然と身につくこともメリットです。
為替レートは各国の経済状況や政治的イベントに大きく影響されるため、これらの情報を常にチェックすることが欠かせません。
政治や経済の知識はFX取引だけでなく、ビジネスや日常生活においても役立てられる可能性があります。世界情勢への理解が深まることで、より広い視野を持つことができるでしょう。
24時間取引可能で忙しい人でも始めやすい
FX市場は東京だけではなく、世界各国で開かれています。そのため平日であれば原則として24時間取引ができるなど、非常に自由度が高いことが特徴です。
昼間は仕事で忙しい人でも、夜間や早朝に取引を行うことができます。自分のペースで取り組めるため本業との両立も比較的簡単にできるでしょう。
自動売買を活用できる
FXでは、自動売買システムも活用できます。
事前にルールを設定しておけば為替取引を自動で行ってくれるため24時間市場を監視し続ける必要がなくなり、時間に縛られることなく取引ができます。
自動売買の場合、売買タイミングを逃すことがなく、さらに感情に左右されることもないため一貫した取引戦略を維持できることもメリットでしょう。
会社が副業やバイトが禁止でもできる可能性がある
前述の通り、FXは一般的に副業にはあたらないとされているため、会社で副業やバイトが禁止されていてもできる可能性があります。
ただし、会社によってルールが異なるため、必ず事前確認の必要があります。
「会社にバレないだろうか」と不安やストレスを抱えていると安心してFX取引に取り組めなくなってしまうため、不安は取り除いておくことが大切です。
副収入としてFXで高収入を目指すデメリット
FXには魅力的なメリットがある一方で、以下のような注意すべきデメリットも存在します。
- 利益だけでなく損失が出る可能性がある
- 利益を得るためには常に勉強が必要
- 本業に集中できなくなり業務に支障をきたす恐れがある
ここからは、注意したいデメリットについて解説します。
利益だけでなく損失が出る可能性がある
FXの最大のデメリットは、大きな損失を被る可能性があるということです。
為替相場は予測が難しく急激な変動も珍しくありません。レバレッジを利用すると、元本以上の損失が発生する可能性もあります。
初心者は特に注意が必要で、リスク管理の重要性を十分に理解し、低レバレッジ設定で取引を始めることが大切です。
利益を得るためには常に勉強が必要
為替市場は常に変化しており、新しい情報や分析手法が次々と登場します。FXで安定した利益を得るためには、継続的な学習と情報収集が不可欠です。
また、これからFXを始める場合は、FX関連の用語、チャートの見方、テクニカル分析やファンダメンタル分析などの手法も学ぶ必要があります。
普段から投資や経済に興味のある方であればすんなり頭に入っていくかもしれませんが、この学習にかかる時間と労力は決して少なくありません。コツコツ勉強が必要だということを覚えておきましょう。
本業に集中できなくなり業務に支障をきたす恐れがある
FXに熱中するあまり、本業がおろそかになってしまう可能性があることもデメリットです。
特に相場の変動が激しい時期には、仕事中でも為替レートが気になってしまい、業務効率が落ちる可能性があるでしょう。
最悪の場合、本業に支障をきたす可能性もあるため、うまくFXと本業のバランスを保つ工夫が必要です。
FX取引をするうえでの注意点
FX取引を始める前に、いくつかの重要な注意点をチェックしておきましょう。
年間利益が20万円を超えたら確定申告をする必要がある
「FX高収入を稼ぎたい!」と思っている方は、確定申告を忘れないようにしましょう。
FX取引で得た年間の利益が20万円を超えた場合、確定申告が必要となります。確定申告を怠ると、無申告加算税などのペナルティが科される可能性があるため、注意が必要です。
なお、確定申告は毎年2月16日~3月15日の期間内に済ませる必要があるため、事前に用意しておきましょう。
取引のルールを決めておく
本業に支障をきたすことなく効率的に稼ぐためにも、FX取引を始める前に自分なりの取引ルールを設定しておきましょう。
- FXに投資する総額
- 損切りの基準
- レバレッジは2〜5倍までに収める など
例えば、上記のようなルールです。前もってマイルールを決めておけば、感情に左右されず冷静に対処できます。
まとめ
FXは少額から始められ、24時間取引可能という利点がある一方で、損失が生じる可能性や本業に支障をきたす可能性があるというデメリットも存在します。
FXを始める際は、これらのメリットとデメリットを十分に理解したうえで取引を行うことが大切です。また、確定申告の必要性や取引ルールの設定などもしっかり行いましょう。